こんにちは!しーぷ@しがないシステムエンジニア♀です。
今まで住宅の「性能」なんて気にしたこともなかった私。でも住宅展示場のフリー見学会で出会ったハウスメーカーの営業さんがものすごく住宅知識のある方で、その方とのお話の中で「住宅性能って奥が深いんだな…!」と気づかされました。
正直、最初はちょっと難しそう…と思っていましたが、ひとつずつ聞いていくうちに「これは家づくりでとっても大切なことなんだ」と実感。この記事では、その営業さんから学んだ「住宅性能」の基本的な考え方を、私なりにまとめてみたいと思います。
住宅性能を評価する3つの柱
住宅の性能にはいろんな要素がありますが、特に大切なのがこの3つだそうです:
- 断熱性能
- 気密性能
- 換気性能
以下、それぞれについて初心者なりに噛み砕いてご紹介していきます。
断熱性能(UA値)とは?
まずひとつ目が「断熱性能」。これは家の中の熱がどれだけ逃げにくいか、という指標で、「UA値(ユーエーち)」という数値で表されます。
UA値は「外皮平均熱貫流率」のことで、家の壁や天井、窓などの外側から、どれだけ熱が外に逃げていくかを数値化したもの。数値が小さければ小さいほど、熱が逃げにくい=断熱性が高い家になります。
つまり、UA値が低い家は冬でも暖かく、夏は涼しい。光熱費の削減にもつながるので、暮らしに直結する重要な性能なんですね。
気密性能(C値)とは?
次に重要なのが「気密性能」です。こちらは家にどれだけすき間があるか、つまり外気がどれだけ入り込むかという点を表すもので、「C値(隙間相当面積)」という単位で表されます。
たとえば、いくら断熱性の高い家でも、すき間があちこちに空いていれば、外の空気が入り込んできて台無しになってしまいますよね。
C値の数値が小さいほど気密性が高く、冷暖房の効率も良くなります。エネルギーの無駄を抑えるという意味でも大切な性能です。
換気性能(熱交換率)とは?
そして最後に「換気性能」。
家の中の空気は、日々の生活の中でどんどん汚れていきます。料理のにおいや湿気、二酸化炭素、花粉やハウスダスト、化学物質…これらをしっかり外に排出し、新鮮な空気を取り込む仕組みが換気です。
この換気の効率を数値化したものが「熱交換率」。熱交換型の換気システムでは、室内の温度をなるべく保ったまま空気を入れ替えることができ、省エネにも健康にも優しい仕組みになっています。
バランスが大事
営業さん曰く、これらの性能のどれか1つが極端に優れていれば良い、というわけではないそうです。
断熱・気密・換気、すべてがバランスよく設計されていることで、はじめて快適で長く暮らせる家になるのだとか。
正直、家づくりを考えなければ一生触れることもなかったかもしれない内容。でも知れば知るほど「もっと早く知りたかった…!」と思えるほど、奥深くて大事な話でした。